- ・最短でTOEIC600点取る方法が分かる。
- ・そのために、どの教材を使うべきかが分かる。
- ・その上で、どのように教材を活用するべきかが分かる。
- ・シャドーイングの具体的なやり方が分かる。
私は大学一回生の時に、初めて公開TOEIC試験を受験しました。そのときのスコアは345点/990でした。
当時、国立大学への三年次編入試験の出願にTOEICのスコアが必要で、出願条件を満たすために、約1ヶ月間でTOEICのスコアを600点まで上げる必要がありました。
そこで、私は下記で紹介する勉強方法を実践し、約1ヶ月の勉強で645点まで点数を伸ばすことに成功しました。
『いやいや、どうせ頭がよかったからでしょ?』という声が聞こえます。
聞いてください。センター試験では4割ほどしか点数が取れず、Fラン大学はおろか、専門学校にも筆記の点数が足りず落ちてしまうほど、どうしようもないお馬鹿さんでした。
受験失敗の悔しさから、淡々と試行錯誤を繰り返し、なんとか勉強のコツを掴み、結果的には、大学3回生から国立大学に編入し、地方公務員(町役場)にも3ヶ月という短期間で合格できるまでになりました。
今回の記事では、そんな私の実体験を元に、そのコスパよくTOEIC600点を取るための勉強法を包み隠さず紹介していきます。
※この記事はあくまでも、最短でTOEIC600点を取ることに特化した勉強法であり、700点、800点、それ以上のスコアを取るための勉強法としては推奨しておりませんので、その点をご理解頂いたうえでお読みいただけたらと思います。
5分ほどで読める内容になってます。しばしお付き合いください!!
TOEICは1ヶ月で600点確実に取れる
まず1ヶ月で600点を取ることは可能です。(※元の基礎学力を問わず)
勉強時間はだいたい1日多くて3時間で大丈夫です。
言語であるTOEICのスコアを上げるためには、勉強時間よりも継続することと、その勉強内容が非常に大事です。
実際に私が1ヶ月でTOEIC600点取るために使った教材(おすすめテキスト)
用意する教材は以下の2つだけ。
(1)公式問題集
(2)改訂版TOEIC TEST英文法出るとこだけ!
とにかく、最短で600点を取りたいのであれば、これら2つのテキスト以外に手をつける必要はありません!
というよりも、むしろ、これ以外のテキストには手を出さないでください!
なぜなら、それは最短ルートの遠回りになってしまうからです。
というのも、TOEIC初学者やTOEICのスコアが伸び悩んでいる方に共通しているあるあるを紹介します。
「様々なテキストに手を出しすぎて、結局、どれも完璧と言えるレベルにまで仕上げていない」
これを聞いて、「私のことかも!」とギクっとされた方、少なからずいらっしゃるかと思います。
今では、YouTubeやブログ、Instagramなど様々なところでTOEICの勉強法が溢れかえっていますよね。
私自身、なんとなくYouTubeをみていると、おすすめにTOEICの勉強法が流れてきて、動画を見てみると、「今の自分の学習法よりもこの人のお勧めする学習法やテキストの方がいいんじゃないか?」と考えて、すぐに勉強法を変えたり、新たなテキストに手を伸ばしたりした経験があります。
決してTOEICに限らずですが、ひとつのテキストを完璧に仕上げてもいないのに、次々とテキストばかり購入し、結局どれも中途半端になってしまっているという方は非常に多いです。
そういった方は、共通して勉強の成果が出にくい傾向にあります。
私もまだ正しい勉強法が確立できていなかった大学受験においては、ころころテキストを変えまくっていて、勉強熱心でひたむきに努力したにもかかわらず、結果的にセンター試験では4割程度しか得点がとれず、一般的には簡単とされる専門学校や大学にも落ちてしまうというアホっぷりでした。
その後、様々な著者の勉強法に関する著書を読み漁り、効率のよい勉強法を取り入れた結果、すぐに勉強にも成果がでるようになってきました。
その気づきの1つが、テキストを絞って完璧にするということでした。
以上の理由から、とにかく最短で600点とりたいんだ!という方は、これから紹介する私が実際に使用したテキストと勉強法を信じて余計なことは考えず、勉強のことだけ考えて勉強を頑張ってみてほしいです。
何かの勉強を始めるにあたり、上記2つの本は読んでおいた方が良いです。
正直、これらの本を読む時間を考慮しても、読んでから勉強した方が、圧倒的に結果が出るのが早くなると思います。
5か月勉強法に関しては、司法書士の資格を取らない方であっても、短期間で結果を出す人の勉強法が学べるのでマジでおすすめです。
用意すべきテキスト:⑴公式問題集
まず用意していただきたい1つ目のテキストは、公式問題集です。
公式問題集は、TOEIC受験において必須ですので、学習を始めている方の多くの方が、すでにお持ちなのではないでしょうか。
もし、まだ公式問題集をお持ちでないようでしたら、ぜひ早めにゲットし、公式問題集を普段の学習のベース教材として活用することを強くおすすめします。
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用意すべきテキスト:⑵改訂版TOEIC TEST英文法出るとこだけ!
2つ目の教材は、改訂版TOEIC TEST英文法でるとこだけ!です。
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こちらは、株式会社アルクが出版しているものです。
全部で175ページほどの薄さですが、このテキストだけで、TOEICで600点をとるための文法はマスターできます。
このテキストのいいところは、とにかく薄いので、一週間ほどで余裕で1周できてしまうことです。あとは、文法の根本的な理解だけではなく、TOEIC特有のテクニック的に問題を素早く解くための方法をこれ一冊で学ぶことができます。
正直言うと、700点くらいまであれば、文法対策はこのテキストをメイン教材としてインプット学習し、公式問題集でアウトプット演習するというスタイルで問題なくいけます。
TOEIC試験に関する補足(テキスト選びの注意点)
ちなみに、TOEICは2016年5月に現行のいわゆる「新形式」という試験に変わっています。そのため公式問題集を選ぶ際には、少し注意が必要です。
必ず「旧形式」ではなく、「新形式」の公式問題集を購入するようにしましょう。
また、公式問題集以外のテキストを購入する場合にも、新形式に対応したものを購入するように心がけましょう!
旧形式と新形式では、各partの出題数が変更になっています。
できるだけ本番に近い形で対策をしておく方がよりリアルに時間感覚などを掴むことができ、スコアアップが望めるので新形式のものにしておきましょう。
TOEIC600点取るために単語帳は不要!
最後に、よく「単語帳は必要か?」という質問を受けます。
あくまで私個人の意見として、600点を取るためにわざわざ単語帳を買う必要はないと思っています。
その理由としては、公式問題集に出てきた単語やイディオムを覚えておくだけで十分600点は取れるからです。
しかし、600点〜730点の先を狙うには単語帳は必須だと私は考えてます。
とはいっても、単語帳がなければ落ち着かない!という方もいらっしゃるかと思います。
そういった方のために、私が645点をとった後、730点をとるために実際に使用していたおすすめの単語帳のリンクを貼っておきます。
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「公式問題集」と「英文法出るとこだけ!」を使った具体的な勉強法
ザッとした流れはこんな感じ。
STEP1:公式問題集を解く
このとき必ず時間を測るようにしてください。初めは時間内に解けなくても焦ることはないです。
できれば、公式問題集を解く前に、この時点で「英文法でるとこだけ!」を一周しておくのがおすすめです。
その方が公式問題集を解き終わったあと、復習をする際に学習効率がいいからです。
STEP2:公式問題集の復習をする
listening・readingの知らない単語とイディオムを中心に復習をしていきます。
このとき、listeningだけでなく、readingについても声を出して音読、発音するようにしましょう。具体的な復習方法は下記のとおりです。
- (1)間違えた問題を中心に間違えた原因の把握をする
- (2)正解不正解を問わず、全選択肢において単語、文法を確認し、知らない単語は覚え、文法は「英文法でるとこだけ!」にて復習。
- (3)すべてのlistening問題の選択肢を後述する方法でシャドーイングをする。
- (1)間違えた文法問題の原因(パターン等)を探る
- (2)単純にイディオムや単語力の欠如であれば、音読し理解したうえで覚える
- (3)文法の知識の欠如であれば、「英文法出るとこだけ!」に立ち戻り、該当ページを再度理解する
- (4)文法の知識の欠如であれば、「英文法出るとこだけ!」に立ち戻り、該当ページを再度理解する
listeningについては、後述で紹介するシャドーイングをし、とにかく聞き取れない部分がどこなのかをまずは把握し、聞き取れない原因は何か?(単語を知らない?文法?など)を理解した上で、その部分がスラスラ聞き取れるようになるまで繰り返すことが本当に重要です。
また、長文問題に関しても上記のreadingの復習方法とおりに進めてください。
上記以外の長文に特化した対策は不要です!
STEP3:STEP1とSTEP2を1ヶ月繰り返す
あとは、上記の作業を本番までただひたすら繰り返すという流れです。
以上が本番までの具体的な勉強の流れになります。
上記で、長文対策は特に不要と言いました。
実は、TOEICの長文は時間をかけて読めば簡単に解けるレベルの問題ばかりなのですが、実際の本番では文法問題で時間配分を誤り、長文を解く時間がないということになりがちです。
そこで、長文対策をするというよりかは文法問題を素早く解く力を身につけ、長文問題を解く時間をできるだけ確保するといった戦略をとります。
つまり、文法を素早く解く練習をすることが結果的に長文問題の得点アップに直結するということです。
復習時に意識することとしては、公式問題集に出てきている文法や単語は全て理解するよう努めることです。(readingもlisteningも含めて)
readingはこの辺にして、listeningの対策について少し具体的にお話ししていきます。
listening力を効率よくUPさせるにはシャドーイングが1番良い!?
listeningの復習の際に特に心がけていたのは、シャドーイングです。
シャドーイングとは、ザッと説明すると、「実際に耳で聴いた後に少し遅れて何もみずに英語を追って発音すること」です。
はじめは本当に難しいですが、復習を重ねるうちに自然と口ずさめるようになってきます。
口で発音できるものは、耳でも聞き取れるようになってるので、次回から聞き取ることができるようになっているはずです。
【重要】効果的なシャドーイングの方法について
それでは、シャドーイングの具体的なやり方について解説していきます。
最も大切なことは、3回シャドーイングをしながら段階的に聞き取れた内容を色分けして苦手部分を可視化することです。具体的な順序については下図を参照してください。
1回目で聞き取れたもの ▶︎ 黒
2回目で聞き取れたもの ▶︎ 青
3回目で聞き取れたもの ▶︎ 赤
このように、私はシャドーイングの際、必ず3回聞くことにしていました。
さらに、聞き取れた回数ごとに色分けをしていました。
具体的には、1回目で聞き取れたものはシャーペン(黒字)、2回目で聞き取れた部分は青、3回目でやっと聞き取れた部分は緑、3回聞いても聞き取れなかった部分は赤で追記して、回を重ねても聞き取れなかった部分を重点的に発音したり、文法を確認したりしていました。
聞き取れた回数度に色分けすることで、自分が聞き取りにくい苦手な部分を可視化することができます。
そして、可視化された苦手とする部分を中心に声に出して読んだり、非常に有効に感じました。
その他listening学習をする上でのポイント
1.listening対策で「公式問題集」を使うメリット
これは完全に余談にはなりますが、listeningで公式問題集を利用する点のメリットとしては、本番のリスニングに出てくる外国人の声と同じと言うことが挙げられます。
普段から、本番と同じ人の声を聴いておくことで、安心感や聴き慣れていることから点数アップに結びつきます。
2.普段のlistening時には「倍速」がオススメ
最後に、私は普段の勉強では「ハヤえもん」 というアプリを使って倍速にしてリスニングを聴いています。
ハヤえもんは、自由にリスニングの速度を変更できるので非常に便利ですし、おすすめです。
ちなみに、シャドーイングの際には、倍速にはしていません。
あくまで、シャドーイングではなく、通勤中や移動中、家事をしている際に聞き流すときの話です。
3.移動時の聞き流しにはAirPodsProがオススメ
TOEIC学習者であれば、すでにAirPodsProをお持ちの方は多いはずです。
メリットとしては、ノイズキャンセル機能といって、外部の音を遮断する機能があり、通勤時の電車内などでも、全く雑音を気にせずlisteningに集中できます。
しかも、ノイズキャンセル機能をあえてオフにして、雑音を取り入れることもできるので、環境に応じて最適なlistening練習ができます。
あえて、雑音がある環境でlisteningをするのも、よい練習になるのでそういった意味でも、ノイズキャンセル機能のついており、切り替えが可能なAirPodsProはオススメです。
4.本番は席の配置によってイヤホンを変える
私が実際に試験本番でルーティン的に行っているちょっとした小技です。
試験会場についても、試験直前までイヤホンでリスニングを聞き流している方は多いはずです。
私もその1人ですが、私は試験会場で席が教室の左なら、右耳だけにし、席が右側と分かれば左耳だけにイヤホンをしています。
少しでも本番を想定して、試験度に欠かさずしているルーティンですが、効果があるかは不明です。笑
5.TOEIC学習にはAudible(オーディブル)もオススメ
Audible(オーディブル)とは、Amazonが提供している「本を聴く」サービスです。
これが、TOEICの対策として、Audibleで洋書を耳から聞き流すという学習です。
洋書を実際に読んで勉強する方が多いかと思いますが、私は普段から移動時や家事をしている際には、Audibleで洋書を耳から聞き流すことで耳学をしています。
やはり、普段から隙あれば英語を聞く習慣をつけておくとはリスニングの点数に直結してきます。
大学生であれば、通学中や、講義の空きコマなどのスキマ時間をうまく活用し、Audibleで洋書を聞き、リスニング耳を養うのが良いかもしれません。
ただし、Audibleはサブスクなので、月1,500円かかるのが唯一ネックな点です。
しかし、実際私はAudibleには十分1,500円以上の価値はあると思い、現在も利用しています。
Audibleは誰でも無料体験期間が1か月間あるので、1か月間無料で試してみて、合わなければ退会するという方法も可能なので、気になる方はぜひご検討ください。
ちなみに、無料体験中に退会すればお金は一切かかりません。
本記事の要点まとめ
ここまでお読みいただきまして、本当にありがとうございます。
本記事の要点は下記のとおりです。
(1)テキストは「公式問題集」と「TOEIC TEST英文法出るとこだけ!」の2つだけを使う。
(2)readingは長文問題の対策ではなく、文法問題を素早く解くためのトレーニングをする。それが結果的には、長文問題の得点UPに繋がる。
(3)シャドーイングは回数ごとに色分けして苦手部分を明確化する。
(4)練習時はなるべく倍速で聞く。
終わりに
勉強時間としては、毎日2〜3時間程度確保できたら十分です。
言語学習なので、一気に長時間するよりも短い時間を毎日少しずつ積み上げていくイメージでオッケーです。
言語学習においては、なによりも継続することが大切ですので必死になりすぎず、適度に肩の力を抜いて勉強すればいいと思います。
今回ご紹介した勉強法は、あくまで600点を取るためだけの方法なので、このやり方だけで730点以上のスコアを取ることはおそらく難しいです。
著者もTOEICを極めているわけではないですが、上記の勉強をきちんと継続すれば、1ヶ月で600点は超えられるはずです。
本記事をせっかく読んでいただいたので、せめて色分けシャドーイングだけでも、毎日続ける習慣をつけていただければ、きっとリスニングで全体のスコアを底上げしてくれるようになります。
TOEICは正しい勉強法を続ければ着実にスコアが伸びていく試験です。上記の方法でまずは600点を目指してがんばりましょう。
私と一緒に英語の勉強頑張りましょう!
本記事で紹介させていただいたテキスト(再掲)
1.「TOEIC公式問題集」
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2.「改訂版TOEIC TEST英文法でるとこだけ!」
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【番外編】TOEICを生かした大学編入という手段
センター4割、専門学校落ち、第1志望落ち、Fラン私立に進学した超絶落ちこぼれだった私が、大学編入という制度に出会い、我流で勉強法を確立し、国立大学に3年次編入して見事第一志望の大学に編入することができたときの経験について下記の記事にまとめてます!
ぶっちゃけ、TOEIC600点以上あれば、有利に大学編入できる国立大学は山ほどあります。
特に理系の国立大学だと600点あるだけで有利になる大学も多いです。
せっかくTOEICの点数を上げるのであれば、大学編入という選択肢を知り、現在よりも上位の大学を目指してみるというのもアリですよ!
興味のある方は是非こちらの記事もご覧ください!
STEP1:大学編入について知る
STEP2:志望理由書対策
STEP3:面接対策
STEP4:小論文対策
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STEP5:+αTOEIC対策