- 編入予備校を利用すべきかどうかわかる
- 予備校のメリットや必要性がわかる
- 過去問の入手方法がわかる
- 孤独な編入試験をどう戦うかがわかる
編入予備校は非常に値段が高い上、地方の場合、利用したくても通学型の予備校が近くにないというケースもあります。
そこで、本記事では、実際に大学編入に合格した経験のある私が、そもそも編入試験対策として予備校を利用するべきか否か、どういう人が利用すべきかなど、具体的かつ分かりやすく解説していきます。
本題に入る前に…
今回、私の記事を「初めてご覧になった方」や、「まだ大学編入試験のことをあまりよく知らないよ〜」という方は、私が書いた下記の記事「編入試験とは」をまずお読みいただき、本記事を読んでいただいたほうが理解しやすいかと思います!
下記の記事は、だいたい2〜3分で読めます!
- 専門学校に落ちるもギリギリ受かったFラン私大に進学
- 第一志望だった国立大へ3年次編入
- 新卒で市役所町役場に3ヶ月で合格
- 在職中裁判所事務官に3ヶ月で合格
- 公務員を退職し現在司法書士受験生&ES小論文添削講師
大学編入試験において予備校に通うべきか?
よく受験生から編入試験対策予備校を利用すべきかどうかと聞かれます。
結論からいいます。
過去問の添削をしてくれる人が身近にいるのであれば予備校は不要。
ただし、身近に添削を頼める人がいなければ予備校は必要。
いずれにしても、経済的に余裕があるのであれば予備校は利用するべき。
と私は考えています。
その理由として、編入試験対策においては、「志望理由書の添削、小論文の答案の添削、専門試験の答案の添削を第3者にしてもらうこと」が非常に重要であり、それらを自己で行うことは難関大学であればあるほど、困難であるからです。
基本的に編入試験の過去問は公開されていても、模範解答は公開されていませんので、答案を解いて自分で解説を見ながら復習するといった一般的な学習ができません。
これでは、答案を解いて自己採点するだけでは、合格するための学力は到底身につきません。
問題が非常に専門的な内容であるため、問題を解いたあと、自分で調べ自己採点をしたとしても、結局は再現性が低く、あまり効果的な勉強とは言えません。
そこで、自分以外の誰かに答案を見てもらう必要が出てきます。
答案作成→添削→復習を繰り返すのが編入試験における日々の学習ルーティンになるので、編入試験対策を進めていくうえで、自己の答案を添削をしてくれる人を探す必要があります。
- 過去問の答案作成
- 第三者による添削
- 復習&専門書の読み込み
誰に添削をしてもらうか
添削の必要性については、ここまでに説明してきたとおりです。
つまり、自分で解いた専門性の高いテーマの問題を自己採点したところで、あくまで自分の能力の範囲内でしか採点ができないため、あまり勉強にならないということでした。
では、誰に添削をしてもらうか。
編入試験の問題を実際に採点するのは教授であるため、今現在通っている大学にその専門テーマの教授がいればその教授に添削をお願いするのが本当は理想です。この方法であれば、お金もかかりませんし…笑
ちなみに、私は編入前の大学の教授にお願いして経済学の論文を添削してもらっていました。他大学へ編入をしたいという学生の面倒をよく見てくれたなと思います。今でも教授には感謝しています。
ただ、誰しもが教授にお願いをできるわけではありません。そこで、考えるのが予備校です。しかし、予備校はもちろん高額の費用がかかります。
そこで、ツイッターなどで志望大学に実際に編入をした先輩を探し出し、ダメ元で添削をお願いしてみるのもいいかもしれません。
私も受験生の時には、ツイッターで「志望校 編入」などと検索して、合格者を見つけてDMを送り、受験の相談を受けてもらったりしました。
できるだけ、お金をかけない方法で、対策できるように自分なりに工夫していました。
というのも、編入試験の予備校の値段って安くないんですよね。普通に数十万円します。
また、複数校受験するとなると、受験料の相場が3万円なので、3万円×受験する大学数だけ必要になってきます。
さらには、入学金も必要なので想像以上にお金がかかります。
ただ、私立大学から国立大学に編入する場合には、残りの学費を支払うことを考えると、入学金を考慮しても国立大学の方が安かったりします。
私もこれまで、編入試験の志望理由書や小論文の添削依頼をツイッターで受けてきましたし、他にもうまく探せば、相談に乗ってくれる編入試験の合格者と出会えるはずです。
編入試験はかなりマイナーな試験ですので、情報戦です。
SNSや現在通っている大学をうまく利用し、できる限り費用を押さえながら、試験対策をしていきましょう!
私もできる範囲で対応したいと思います。
編入試験の過去問の入手方法について
過去問の入手の仕方をザッくりまとめると、こんな感じです。
- 志望する大学に請求する。
- 予備校を利用する。
- SNSで志望大学に合格した先輩を見つけ、過去問をもらう。
過去問を集めるにしても、やはり予備校を利用するメリットは大きいです。
実は、編入試験の過去問を公開していない大学もあるため、問題用紙を持ち帰った受験生から問題用紙をコピーして保管している予備校は強いです。
- 自分で過去問を集める手間が省ける
- 複数年分の過去問が手に入る
- 予備校で独自に作成された過去問の解説を入手できる
次に、予備校を利用せず、自分で大学に請求する際の具体的な請求方法としては、大学に郵送で写しを請求したり、直接大学に行き、謄写する方法です。
大学によっては、コピーをさせてくれたり、写メを撮らせてもらえる大学もあるようです。
公開してくれるだけでもありがたいですが、直接大学に行かないと過去問を入手できない場合もあります。
過去問集めは割と時間と労力がかかるので早めに行動したほうがよいです。
また、余談にはなりますが、せっかく直接大学にいくのであれば、その時までに教授にアポイントを取っておき、実際に話をし、自分がやりたいことができるかの確認及び顔を覚えてもらう機会を設けましょう。
面接の時にかなり有利になるのでおすすめです。
私の場合は、事前にアポを取って会いに行って話をさせてもらった教授が試験本番の面接官にいたので合格を確信しました(笑)
あとは、自分がやりたいと思っていることが本当に志望する大学の研究室で達成することができるのか。これを確認しておく必要があります。
きちんと大学のことを調べていないと、志望理由書に書いたやりたいことが志望する大学の研究室ではできないということであれば、「それ、うちの大学ではできないよ。」と一蹴され、面接での評価は軒並み低くなり、合格は難しくなります。
【最後に】大学編入試験は「孤独」かつ「情報戦」
編入試験は、非常にマイナーな試験であるため、過去問も出回っておらず、どういう入試形態かなどの情報もあまり知れ渡っていません。
ただ、SNSが普及している時代ですから、活用できるものはフル活用することでオンラインで話を聞く機会を設けてくれたり、情報を自ら掴むことができます。
何かあれば、私も相談に乗ります。
編入試験は「情報戦」です。
編入試験を受けることを今通っている大学の友人には話づらいと思います。
そういった面でも、編入試験は精神的にも「孤独な試験」です。
相談できる人を見つけて、第一志望合格を掴みとりましょう!
その他大学編入試験に関する記事は下記のリンクから飛べます!
STEP1:大学編入について知る
STEP2:志望理由書対策
STEP3:面接対策
STEP4:小論文対策
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STEP5:+αTOEIC対策