- 社会人におすすめの予備校がわかる
- 民間経験者枠に特化したおすすめの予備校がわかる
- 失敗しない予備校選びのコツがわかる
このような悩みを抱えているのは、あなただけではありません。
公務員予備校の数は年々増えており、選択肢が増えること自体はいいのですが、正直言って、なかにはあまりオススメできない予備校もあります。
一歩間違えると、高額な受講料金を支払ったにも関わらず、満足のゆく対策ができず、不合格ということにも、なりかねません。
しかし、安心してください。
本記事を読めば、まず予備校選びを間違いません。
私は、実際に公務員試験に合格し、公務員として勤務経験もあり、さらには公務員から公務員への転職に合格した経験もあります。
本記事は、すべて私自身の経験に基づき作成しています。
民間経験者枠について
民間経験者枠とは?
まずは、民間経験者枠について簡単に解説していきます。
あらゆる行政課題に対応するために幅広い知識や経験、柔軟な視点を持った人材を採用する趣旨のもと、民間企業などで一定年数の職務経験を有する者を対象とした採用試験のこと
つまり、民間企業で数年間(※5年以上という要件が多い)勤めたことのある社会人を即戦力として、採用しようとする趣旨の試験です。
また、全国的に就職氷河期世代の管理職が少ないという背景もあり、その穴埋めとして民間経験者採用をしているという事情もあります。
民間経験者採用の特徴とは?
社会人経験がある方を対象としている採用区分であるため、新卒の学生が受験する一般枠と異なり、面接試験で求められるレベルが高いです。
近年の公務員試験は、人物重視化の傾向が強くなっています。
特に、民間経験者枠などでは、従来の筆記試験の代わりにSPI3で受験可能とする自治体が増えてきています。(直近でいうと、2025年3月から特別区でSPIのみで受験できる「早期SPI枠」という新しい試験区分が始まります)
過去と比較すると、試験科目の負担が大幅に軽減されているので、働きながらでもスキマ時間をうまく活用すれば、十分合格を目指せる試験です。
ただ、受験のハードルが低いがゆえに、非常に倍率が高く、狭き門であるといえます。
実際に、筆記試験は毎年合格するにも関わらず、最終面接で不合格となり続ける受験生も多く存在します。
つまり、社会人が公務員への転職を考える上では、面接をどのように攻略するかが重要となるわけです。
民間経験者枠と一般枠との違い
公務員試験には、大きく分けて2つの採用区分があります。
- 比較的採用数が少ない
- 年齢要件+社会人経験年数5年前後必要
- 専門的な知識や技能を持つ、即戦力が求められる傾向が強い
- 科目数が少ない
- 筆記は足切り程度。特に人物重視の傾向が強い
- 採用数が多い
- 年齢要件(27〜35歳までが多い)
- 年齢要件を満たせば、新卒・既卒に加え、社会人でも受験可能
- 科目数が非常に多い
- 人物重視の傾向は強いが、筆記で逃げ切り可能な場合も多い
一般枠(新卒枠)は、主に大学生が新卒時に受験する公務員試験です。
一方、民間経験者枠は、「社会人採用枠」とも呼ばれ新卒ではなく、社会人の方が受ける公務員試験です。
民間経験者枠と一般枠のいずれにも出願できる場合
上記の場合には、どちらの枠で出願してもOKです。
基本的に、どちらが有利とか不利とかはありません。
目安としては、筆記が得意なら一般枠にて出願し、筆記が苦手な方や面接に自信がある方は、民間経験者枠で受験するのがおすすめです。
結局のところ、主に試験科目が異なるだけで求められる人材像に大きな差異はないので、得意な方で受験することをおすすめします。
【社会人向け】失敗しない公務員予備校の選び方とは?
予備校選びのポイントは、上図のとおりです。
【1】ES添削が可能であること
予備校選びの1つ目のポイントは、「ES添削が可能であること」です。
公務員試験では、面接がとにかく重要です。
合否の鍵を握っているのは、面接です。
面接対策の万全な準備をしておく必要性については、ご理解いただけたかと思います。
実は、面接対策は面接カードを記載する段階から始まっています。
というのも、公務員試験における面接は、提出した面接カードの内容に基づいて行われるためです。
つまり、面接カードの内容が悪ければ、面接でも不利になります。
そのため、提出前に必ず一度は第三者からの客観的な評価を受けておくことが重要になります。
【2】面接対策が充実していること
予備校選びの2つ目のポイントは、「面接対策が充実していること」です。
模擬面接練習が講座内容に含まれているかどうかを必ずチェックするようにしてください。
すでに面接が重要であることはお伝えしたように、模擬面接を重ねて場数を踏んでおくことが重要です。
面接試験を突破するために、必ず模擬面接が必須というわけではありませんが、せっかく予備校を利用するのであれば、模擬面接が含まれている講座を受講するべきです。
実際のところ、筆記試験がSPI3などの場合には、独学でも多くの方が対策可能だと思います。
予備校を利用する最大のメリットはES添削と模擬面接練習です。
【3】模擬面接対策が回数無制限であること
予備校選びの最後のポイントは、「模擬面接対策が回数無制限であること」です。
各予備校ごとに、模擬面接練習の回数に制限があったり、なかったりします。
そこで、合格可能性を高めるために、回数を気にせず模擬面接練習ができる予備校を選ぶべきです。
【まとめ】失敗しない公務員予備校の選び方
とにかく、下記の【1】〜【3】を満たす予備校を受講しましょう。
- ES添削が充実していること
- 面接対策が充実していること
- 模擬面接練習が回数無制限であること
民間経験者枠か一般枠かによって予備校選びは異なります。
まずは「一般枠」と「民間経験者枠」のいずれを受験するのか決めましょう。
社会人の方で民間経験者枠ではなく一般枠で出願する方は、下記の記事をご覧ください。
社会人で裁判所事務官に出願する方は、下記の記事を参考にしてください。
→【4社比較】裁判所事務官を目指す方におすすめの公務員予備校
社会人におすすめの公務員予備校
それでは、民間経験者採用を受験する方におすすめの予備校を紹介していきます。
下記で紹介している講座は、すべて教養科目のみの講座です。(※憲法や経済学などの専門科目は含まれていません)
◎志望先の自治体で専門科目が課される場合には、下記ではなく「こちらの記事」(←クリックで飛べます)をご覧ください。
予備校 | スタディング | アガルート |
---|---|---|
コース名 | 社会人経験者合格フルサポートコース | 教養型対策カリキュラム |
価格(税込) | ||
小論文添削 | × | 5回まで |
ES添削 | 回数無制限 | 回数無制限 |
模擬面接 | 回数無制限 | 回数無制限 |
講座の特徴 | 社会人に特化した講座であり、担任制で徹底的に面接対策が可能! | 回数無制限の徹底した面接対策と低価格が特徴! |
おすすめ度 | ||
講座URL | 販売終了 | 販売終了 |
予備校 | スタディング | アガルート |
---|---|---|
コース名 | 【合格フルサポート版】公務員社会人経験者パック[2025年合格目標] | 教養型対策カリキュラム(フル) |
価格(税込) | 143,000円 | 184,800円 |
小論文添削 | × | 5回まで |
ES添削 | 回数無制限 | 回数無制限 |
模擬面接 | 回数無制限 | 回数無制限 |
講座の特徴 | 社会人に特化した講座であり、担任制で徹底的に面接対策が可能! | 回数無制限の徹底した面接対策と低価格が特徴 |
おすすめ度 | ||
講座URL | ≫上記講座の詳細はこちら | ≫上記講座の詳細はこちら |
スタディングの「公務員社会人経験者パック(合格フルサポート対応コース)」がおすすめ。
アガルートの「教養型対策カリキュラム(フル)」であれば、小論文の添削が含まれているため、小論文が苦手な方でも安心して対策を進めることができます。
予備校 | スタディング | アガルート |
---|---|---|
コース名 | 【合格フルサポート版】公務員社会人経験者パック[2026年合格目標] | 教養型対策カリキュラム(フル) |
価格(税込) | 180,000円 | 239,800円 |
小論文添削 | × | 5回まで |
ES添削 | 回数無制限 | 回数無制限 |
模擬面接 | 回数無制限 | 回数無制限 |
講座の特徴 | 社会人に特化した講座であり、担任制で徹底的に面接対策が可能! | 回数無制限の徹底した面接対策と低価格が特徴 |
おすすめ度 | ||
講座URL | ≫上記講座の詳細はこちら | ≫上記講座の詳細はこちら |
民間経験者枠では、特に面接が重視されます。
一方で、筆記試験は足切り程度にしか見られていません。
そのため、予備校選びの基準はES対策と面接対策が充実しているかです。
以上のポイントを踏まえて、ES対策と面接対策が充実している厳選した予備校2社を紹介していきます。
社会人におすすめの公務員予備校:①スタディング
スタディングをおすすめする理由
スタディングは、経験者採用枠に完全特化した講座です。
そのため、忙しい社会人の方でも、働きながらスキマ時間で効率的に最短合格を目指せます。
また、スタディングの最大の特徴は「担任制」です。
担任制で担当講師があなたに合った「学習計画表」を作成してくれたり、「ES添削」や「模擬面接」を何度でも繰り返し対策してくれます。
スタディングはこんな方におすすめ
- ご自身で計画的に勉強を進めることが苦手な方
- 日々の試験勉強でまとまった時間を割く余裕がない方
- スマホ学習やタブレット学習に抵抗がない方
担講師があなたに合った学習計画表を作成してくれるので、自分で計画的に勉強を進めるのが苦手な方にオススメです。
スマホでいつでもどこでも気軽にスキマ時間で学習を進めることができるため、職場の昼休みや通勤時間もうまく活用できます。
そのため、子育てやお仕事で忙しく、まとまった時間を取りづらい方にもオススメです。
↑上記は2025年度の合格を目指す方向け!
↑上記は2026年度の合格を目指す方向け!
社会人におすすめの公務員予備校:②アガルート
アガルートをおすすめする理由
アガルートの特徴は、ES添削と面接対策が無制限であることに加えて、講義の質が高い点です。
また、講義での不明点などは講師に直接質問できる制度も備わっており、オンラインでも安心して試験対策を進めていくことができます。
アガルートはこんな方におすすめ
- 人物試験のみならず、筆記対策も不安な方
- ES添削と面接対策に回数制限がない予備校を探している方
アガルートもスタディングと同様、ES添削と面接対策の回数が無制限です。
また、アガルートは使用テキストが講師作成のオリジナルテキストであり、できるだけ薄いテキストになるように工夫がされています。
そのため、合格に必要な知識だけを無駄なく短期間で詰め込むことができます。
↑11月28日(木)23:59までなら10%オフで受講可能!
上記ボタンをクリックで講座詳細に飛びます!
【Q&A】各予備校に関するよくある質問
【1】スタディングの担任フルサポートコースとはなにか?
スタディングの「公務員合格担任フルサポートコース」は、プロ講師が担任として受験生につき、サポートしてくれるサービスです。
- ホームルームLIVE配信(月2回)
- ホームルームLIVE配信アーカイブ動画視聴
- オンライン個別カウンセリング(回数無制限)
- 学習状況や志望先に応じた個別学習計画表の作成
個別カウンセリングやホームルールでは、面接や自己PR対策、学習上の質問などができます。
また、個別カウンセリングでは、回数制限なく、ES添削や模擬面接の練習(1回30分)も可能です。
【2】スタディングの担任サポートサービスを単品購入できるか?
「担任サポートコース」の単品購入は不可能です。
「公務員講座合格コース」を購入する方のみ担任サポートサービスを購入できます。
【3】アガルートの内定特典とは?
アガルート公務員講座では、合格した方向けに2つの特典が用意されています。
具体的には、以下のいずれかを選択できます。
- 講座受講料の全額返金
- アマゾンギフト券(3万円分)
ただし、それぞれ特典をもらうためには、以下の条件を満たす必要があります。
- ①内定通知書データの提出
- ②顔写真の提出
- ③合格体験記の提出
- ④面接・官庁訪問再現の提出
- ⑤合格者インタビューの出演
- ①内定通知書データの提出
- ②顔写真の提出
- ③合格体験記の提出
- ④面接・官庁訪問再現の提出
本記事のまとめ
今回は、社会人におすすめの公務員予備校を2社紹介させていただきました。
2社とも非常に優れた講座ですので、上記講座であればどの予備校を利用しても合格できます。
いずれも、冒頭に紹介した予備校選びのポイントである下記の条件は満たしています。
とはいえ、決めきれない方もいると思うので、個人的に私が1番おすすめしているのは「スタディング」です。
なぜなら、社会人のみに特化した講座であるためです。
アガルートも自信を持っておすすめできる講座ですが、社会人にのみ特化した講座ではありません。
以上の理由から、もし講座選びに迷ったら「スタディング」の講座がおすすめです。
↑上記は2025年度の合格を目指す方向け!
↑上記は2026年度の合格を目指す方向け!
→【社会人向け】絶対に押さえておくべき30問+ライバルに差をつける回答例の詳細をみてみる