「そもそも編入試験とは何か?」ついては、下記の記事を先にお読みください!
今回の内容は編入試験の合否を決める重要な内容についてお話ししますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ!
- 編入試験に合格するために絶対にしておくべきこと
- なぜそれをすべきなのか
- 編入試験の趣旨を理解し、それを踏まえた対策ができる思考が身に付く
試験日までに必ず研究室訪問をすること!!
冒頭でも述べましたように、編入試験に合格するために絶対にしておくべきこと
それは、ズバリ、研究室訪問です。
確実に合格したければ、編入試験の本番までに必ず研究室訪問をしてください。
これが編入試験対策の中で、最も大切な準備になります。
研究室の訪問をせずに編入試験を受けるというのは、いわば企業研究をせずにいきなり企業の面接に行くようなものです。
研究室訪問をすべき理由について
それでは、早速、研究室訪問をしなければならない理由について具体的にお話ししていきます。
最大の理由としては、
編入試験の志望理由書と面接で高評価を得るためには、編入先の大学の研究室で自分が学びたいことが本当に学べるのかどうか?
この点を絶対に知っておく必要があるからです。
これは本当に本当に大事なポイントなので頭に入れておいてください!
編入試験で不合格となる人の特徴
編入試験で落ちる人の特徴をお話しします。
それは、筆記の対策ばかりに気を取られ、志望動機や面接の対策を疎かにしている受験生です。
例えば、志望動機(ES)で書いた内容が編入したい大学の研究室では実は学べないことだったり、数年前まではその分野を専門とする教授がいたが、すでに退職してしまっていたなど、不合格の原因の多くが試験日までの事前のリサーチ不足によるものです。
実際に大学にアプローチをせず、シラバスやパンフレットの情報だけを鵜呑みにして、志望動機を決めるのは非常に危険ですので注意してください。
必ず、興味のあるテーマの専門とする教授は誰なのか、そのテーマは大学が力を入れているものなのか、自分が学びたいことを本当に学ぶことができるのかなど、事前に教授に確認しておく必要があります。(※確認はメールでもOKです。ただし失礼のないように…)
「筆記の点数は良いけど、志望動機と面接の点数が低くて不合格だった」
編入試験では本当によくある負けパターンです。
あとで後述する「なぜ編入試験があるのか?」ということを理解していればこういう事態にはなりません。
逆に、「なぜ編入試験が設けられているのか」をきちんと理解している受験生は合格する可能性がかなり高いです。
彼らは、筆記対策だけに気を取られることなく、事前に研究室訪問をし、完璧な志望動機を作り上げ、面接でも高評価を獲得するからです。
編入試験は一般入試以上に努力が報われる試験である
編入試験というのは、どこか泥臭い部分があって、行動を起こせば起こした分だけ確実に合格に近づいていく試験です。
勉強は苦手でも、人よりも行動を起こして筆記の点数以外の側面で教授にアピールをすることができれば合格する可能性を上げることができます。
筆記の点数は個人差があるのでいきなり点数を上げるのは難しいですが、編入試験においては、最低限の学力さえあれば、あとは志望度の高さ勝負みたいな側面があります。
行動を起こす努力ができる人であれば、筆記が苦手で諦めていた大学にも手が届くチャンスがある夢のある試験です。
また、編入試験は一般入試以上に努力が報われやすい試験だと私は思います。
編入試験は筆記対策だけをしたのでは、合格は厳しいです。
一般試験ではなく、編入試験を設けている理由は何か。
その意味をきちんと考えて、編入試験に受かるための準備をしていく必要があります。
なぜ編入試験が設けられているのか
そもそも編入試験はなぜ設けられているのでしょうか?
編入試験の志望動機や面接で高評価を得るためにはまずこれを掘り下げて理解しておく必要があります。
編入試験を設ける意義として、以下が考えられます。
前向きには、一般的に筆記試験では測ることのできない特筆するスキルや、ある分野に熱意を持った何か成し遂げてくれそうな学生が欲しい、あるいは、多様性の観点から、既存の学生に何か良い影響を与えてくれそうな学生が欲しいなどが考えられます。
一方で、退学や休学する学生の穴埋めとしての定員補充的な意味合いもあると思います。
正直、ペーパーテストの成績が優秀な学生を求めるだけの試験であれば、わざわざ編入試験なんてしなくても、一般入試で成績の良い受験生を多く取れば良いだけです。
これを踏まえて、あえて編入試験を設けている理由を考えるとこうなります。
要は、編入試験では最低限の学力があって、主体的に学ぶ意欲のある学生(=その大学でどうしても学びたいテーマがある学生)が求められているのです。
だからこそ研究室訪問が重要
そういう意味でも、事前に研究室訪問をするということ=主体的に学ぶ意欲があり、志望度の高さを教授にアピールできる。
が大切なのは理解いただけたかと思います。
また、研究室訪問をすることのメリットは他にもあって、教授に顔と名前を覚えてもらうことができます。
志望する研究室の教授が面接官だったなんてこともあります。もし、事前に研究室訪問をしていて、「研究室で学べること」「どのような研究テーマに力を入れている研究室なのか」などをきちんと押さえておくことができれば、かなり有利に面接を進めることができます。
また、事前に研究室に訪問したという行為自体が志望度の高さの裏付けになることから、面接やESの内容の説得力が増します。
一方で、志望する研究室の教授が面接官にいたとしても、事前に研究室で学べる内容をリサーチしておらず、志望動機(ES)の内容が実はその研究室では達成することのできない内容だったとすれば、「あなたが研究したい●●はうちの研究室ではそこまで力を入れている分野ではないので、思うように学ぶことはできないですよ。」と面接で不合格になる恐れが非常に高いので特にこの点は注意してください。
以上のことから、試験日までに必ず、編入後に研究したいと考えているテーマが編入後の大学の研究室で本当に学ぶことができるのか、さらには、現在の大学では、それを学ぶことができないのかを徹底的に分析しておきましょう。
加えて、今の大学と、編入したい大学の両方において、「どういうことが学べ、どういうことが学べないのか」を分析しておきましょう。
今の大学と編入したい大学が同系の学部である場合には、面接試験において、「今の大学でもその研究はできるんじゃないの?」という質問が必ずきます。
それに対して、説得力のある受け答えができるように事前に必ず考えをまとめておきましょう。
研究室訪問の方法について
研究室訪問の重要性が理解できたところで、早速、研究室訪問の準備を進めていきましょう。
- 研究室訪問の流れ
- アポイントメールのテンプレ
- お礼メールのテンプレ
- アポイントメールに返信が来なかった場合
- 研究室訪問を断られた場合
- 研究室訪問までに準備すべきこと
- 研究室訪問時の注意点
- 教授に質問すべきこと
など、これを読めば研究室訪問は大丈夫といえる、完全マニュアルを作成しました。
気になる方は、ぜひ手に取ってみてください。
終わりに
本記事では、編入試験に合格するための秘訣を一気に詰め込んでお話ししました。
今回の記事で話した内容はめちゃくちゃ大切です。
試験対策を進める上で、今日の内容のことは常に念頭においていてください。
勉強を頑張ってどれだけ筆記試験で良い点数をとったとしても、普通に面接で落とされるのが編入試験です。
それは何度も言うように、編入試験では単に筆記が優秀な学生を求めているわけではないためです。
志望理由書を提出するまでに、研究室訪問をするなどして、志望理由書のクオリティをいかに高められるかが勝負になってきます。
志望理由書を完璧に仕上げておけば、面接はほとんど心配いりません。
面接で失敗するパターンの多くは、試験日までの事前のリサーチ不足によるものだからです。
編入試験を目指して頑張る受験生の皆さん勉強頑張ってくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
STEP1:大学編入について知る
STEP2:志望理由書対策
STEP3:面接対策
STEP4:小論文対策
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STEP5:+αTOEIC対策
ちなみに研究室訪問ではどのような質問をしたら良いのでしょうか?
コメントありがとうございます。
研究室訪問の準備や方法、注意点、そして質問すべきことなどをすべてまとめたマニュアルが下記のnoteです。
参考になる部分が非常に多いかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
https://note.com/babilogs/n/na6b8113e77a8