- 大学事務の仕事内容がわかる
- 志望動機の書き方がわかる
- 自己PRの書き方がわかる
本記事を読めば、上記の内容が理解できます。
また、記事の後半では実際に私が記載した国立大学法人等職員の「志望動機」と「自己PR」を参考として紹介しています。
そのままパクリor一部アレンジ等自由にしてもらってOKです!
さらに、後述するCOC事業については、もしかしたら初めて聞く言葉という受験生の方もいるかもしれません。
COC事業については、大学職員を目指す受験生は必ず知っておくべき事業なので記事を読み進め、確実に理解しておきましょう!
大学事務の仕事とは?
まず志望動機を作成するための前提知識として、大学事務の仕事内容について知っておきましょう。
【1】学生支援
- 成績データの処理
- 奨学金や授業料免除
- 就職支援
- センター試験の運営
【2】研究支援
- 研究助成
- 共同研究の契約締結
- 産官学連携の推進
【3】総務・人事
- 規則の制定や改廃
- 職員採用試験の実施
- 入学式や卒業式の運営
- 教授会の運営管理
- 給与計算、福利厚生
【4】財務
- 予算要求及び執行
- 備品購入、備品契約、備品管理
- 入学金や授業料の入金処理
【5】広報
- 広報活動
- 情報公開業務
大学事務の仕事内容は幅広い!
以上が大学職員の主な仕事内容です。
受験生の方は、大学職員にはどういう仕事があるのか。
どういう課があるのかなどは基本知識として、事前に知っておいてください。
また、具体的にどういう仕事がしたいのか、どういう仕事に興味があるのか、など面接で話せるように準備をしておく必要があります。
志望動機について【例文】
私が実際に作成した志望動機がこちらです。
私が貴法人を志望する動機は2つあります。1つには、学生時代大学職員の方に大変お世話になり、親身で真摯に対応してくださる職員の方に感銘を受け、私自身が大学職員として大学運営や学生支援に携わりたいと考えたからです。2つには、COC事業に採択され、地域で活躍する人材の育成に尽力されている貴法人の取り組みや人材育成方針に共感するためです。
私は地域活性化をより専門的により実践的に学ぶために〇〇大学から〇〇大学へ3年次編入しました。編入後、〇〇カフェという〇〇地域の活性化を目的とする学生主体のカフェを運営しました。カフェ運営の主体はあくまで学生でしたが、その裏側には大学職員の方々の影での支えがあり、それがあってこその成功でした。私はこの経験から、地域できる人材育成の必要性を強く感じました。また、産官学協働での実践的な学びは非常に重要で学生の大学での学びをより豊かにするということを身をもって痛感しました。
大学での学びを生かし、大学職員という立場において、
①学生への実践的な学びの機会の提供
②大学職員だけではなく、地域や学生から意見を募り、必要に応じて意見を取り入れ、地域や学生とともにさらに魅力のある大学づくり
以上の2点を進めていきたいと考え、私は貴法人を志望いたしました。
志望動機の書き方ポイント解説!!
まずポイントの1つ目は、1行目の「私が貴法人を志望する動機は2つあります」です。
これは文章の内容というより、読み手の読みやすさを配慮した文章の構成の問題です。
このような書き出しをし、1つには〜、2つには〜と段落構成することで、読み手としては、内容がスッと入ってきます。
これは面接にも同じことが言えますが、読み手の立場に立ち、読み手に伝えることを意識して文章を書くということが大切です。
次に、2つ目のポイントです。
大学での学びを生かし、大学職員という立場において、
①学生への実践的な学びの機会の提供
②大学職員だけではなく、地域や学生から意見を募り、必要に応じて意見を取り入れ、地域や学生とともにさらに魅力のある大学づくり
以上の2点を進めていきたいと考え、私は貴法人を志望いたしました。
この部分です。
この部分も読み手のことを意識して、あえて2つの番号をふることで何がしたいかを簡潔に明確化することができ、シンプルで理解しやすい内容になります。
最後のポイントとしては、最後の1行にあるように、「以上の理由から〜志望しました」と締めくくることが大切です。
このように締めくくることで、文章全体が引き締まって見えます。
志望動機を作成する際に意識してほしいポイント
あなたのこれまでの経験を振り返り、どのような経験をし、その経験を受け(あなたは)どのように考え、その経験をどのように生かし、具体的に何ができるのかという点を明記してください。
- なぜ大学職員になりたいのか?
- なぜ教師ではなく大学職員になりたいのか?
- なぜ数ある大学の中でうちの大学職員を志望するのか?
などの頻出の質問を想定し、回答を作成しているので、面接も見越した志望動機となっています。
このように、面接で聞かれることを想定した志望動機を書いておく必要があります。
志望動機のポイント解説【差がつくポイント】
国立大学法人等職員を受験するのであれば、「COC事業」については、ぜひ押さえておきたいところです。
COC事業とは、文部化学省のHPによると以下のようなものになります。
国公私立大学を通じた大学教育再生の戦略的推進
大学による地方創生人材教育プログラム構築事業(COC+R)
令和3年度予算額:2億円(令和2年度予算額:3億円)→地域の知の拠点としての大学が、他の大学等や自治体、地域の企業等と協働し、地域が求める人材を養成するための教育改革を実行するとともに、出口(就職先)と一体となった教育プログラムを実施することで、若者の地元定着と地域活性化を推進する。
引用:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/index.htm
簡単に説明すると、国が国公立大学に対して、予算を出し、産官学協働を推進することで、地域で活躍できる人材育成を育てましょうという趣旨の制度です。
令和2年度に当該事業に採択されたのは、信州大学、山梨県立大学、岡山県立大学、徳島大学です。
昨今では、「産官学協働」というのは、キーワードです。
大学職員を志望するのであれば、必ず知っておく必要があります。
あなたが志望する大学において、現在あるいは過去にCOC事業に採択されていたかどうかは調べておきましょう。
自己PRについて【例文】
自己PRの参考例文です。
丸パクリしてもらっても大丈夫です。
私は前向きで積極的な性格です。思い立ったら挑戦するというチャレンジ精神のもと、学生生活では編入試験や資格取得、短期アルバイト、サークル活動など幅広い分野に全力で取り組みました。
特に編入試験は学生時代に最も力を入れて頑張ったことです。編入試験の経験から、目標に向かって最後まで諦めずに努力を継続することや自ら主体的に行動を起こすことの大切さを学びました。
簿記やFP、秘書検定などの資格勉強で得た知識と持ち前の積極性を生かし、財務会計分野を始めとする事務処理や学校運営などの職務に主体的に努めて参ります。
自己PRのポイント解説
基本的に、自己PRはこれまでの経験を職務にどう生かすことができるか。
というポイントを押さえておく必要があります。
他の公務員試験などとは異なり、大学事務は行政機関ではなく、教育機関であるということを忘れてはいけません。
大学での学びを大学運営にどのように活かすことができるのかを考え、伝えるようにしましょう。
最後に
国立大学等職員の志望動機で重要になる部分は「なぜ当該大学でなければならないのか?」です。
この理由を自分の言葉でかつ論理的に伝えるための準備が必要です。
公務員試験対策で独学に限界を感じている方は、予備校の利用も検討してみましょう。
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