【裁判所・面接対策】裁判所書記官の仕事内容と書記官になる2つの方法
- 裁判所書記官の仕事内容と役割
- 裁判所書記官の固有の権限について
- 事務官と書記官の違い
- 裁判所書記官になる方法
本記事では、裁判所受験生に向けて面接対策の視点から裁判所書記官について徹底解説します。
そのため、面接本番までに絶対に押さえておいてほしい知識のみ、簡潔にお伝えします。
実は、裁判所の面接本番において、裁判所書記官に関する質問は頻出です。
例えば、面接本番、あなたがどんなに「裁判所が第一志望です」と口では言っても、面接の中で書記官に関する質問について回答ができなければ、その発言に説得力が欠けてしまいます。
後で後悔しないためにも、必ず面接本番までに本記事の内容を理解しておくようにしてください。
裁判所書記官とは
裁判所書記官は、法律手続きの専門家として位置付けられます。
また、固有の権限が付与されている点が最大の特徴です。
その根拠となる裁判所法第60条をみてみましょう。
上記の画像の下線部を中心に確認していただくとわかるように、法廷立会や調書作成、法令及び判例調査などがあります。
一例として、裁判所書記官が立ち合いをしなければ法廷を開くことができません。
面接本番では、固有の権限について質問されることがあるので回答できるように内容を把握しておいてください。
裁判所書記官の具体的な仕事内容と役割
次は、具体的に裁判所書記官の仕事内容と役割について解説していきます。
具体的な仕事内容としては、上記に挙げている通りですが、これらはあくまで一例です。
すでに解説した調書作成や法廷立会がメジャーなところですが、送達事務(民事訴訟法98条2項、100条、107条、刑事訴訟法54条)や執行文の付与(民事執行法26条)なども裁判所書記官の仕事内容になります。
面接対策の観点から言うと、「裁判所書記官にどのような業務があるか知っているか?」と質問されるケースがあります。
その際、上記の図解の内容を回答することができれば、事前によく調べている旨が面接官に伝わるので一定の評価を得ることができるでしょう。
同様に、裁判所書記官の役割についても質問されるケースがあります。
その際には、上記図解に示している①〜④の内容に基づいた回答ができれば、面接官を納得させることができるはずです。
裁判所事務官と裁判所書記官の違い
裁判所事務官と裁判所書記官の違いについてお話ししていきます。
端的に言うと、固有の権限の有無です。
他にも厳密には違いがありますが、面接対策の観点から考えるとこれだけ押さえておけばOKです。
面接本番に面接官から「裁判所事務官と裁判所書記官の違いは何だと思うか?」と質問されたとします。
その際には、「裁判所事務官と異なり、裁判所書記官には固有の権限が付与されている点が両者の明確な違いだと考えます。」と回答すれば、基本的にはOKです。
その後の深掘り質問として、「書記官になる方法は知っているか?」や「書記官の具体的な仕事内容で知っていることはあるか?」など聞かれる傾向がありますので、併せて押さえておいてください。
裁判所書記官になる方法
裁判所書記官になる方法は2つのルートがある
裁判所書記官になる方法は、上記の表の通り、2つあります。
一つは、裁判所職員総合研修所入所試験(=CE試験)という一般的なルートです。
もう一つが裁判所書記官任用試験(=CA試験)というルートがあります。
裁判所職員総合研修所入所試験(CE)
いわゆるCE試験は、一部生(法学部出身者)は必須科目の憲法、民法、刑法に加えて、民訴と刑訴のいずれか1科目を選択します。
一方で、二部生(非法学部出身者)は憲法、民法、刑法のみで、民訴や刑訴は課されません。
一部生と二部生とを問わず、いずれの科目も論文形式で、この筆記試験に合格すると口述試験があります。
CE試験に合格すると、一部生は約1年間、二部生は約2年間の研修を経て、晴れて裁判所書記官として任官することとなります。
裁判所書記官任用試験(CA)
いわゆるCA試験は、出身学部を問わず、必須科目の憲法、民法、刑法に加えて、民訴と刑訴のいずれか1科目を選択する形式です。
いずれの科目もCE試験と同様、論文形式の出題となり、この筆記試験に合格すると口述試験があります。
CE試験に合格すると、出身学部を問わず、約3ヶ月間の研修を経て、晴れて裁判所書記官として任官することとなります。
まとめ
ここまで解説してきた内容を上記の図解にまとめておきました。
裁判所の面接対策をするうえで、非常に役立つ内容になっているので、ぜひ、ご活用ください。
ここまで詳細に解説してきましたが、裁判所にA判定で上位合格をしたい方は、さらに一歩進んだ対策が必要になってきます。
裁判所の面接でA評価を取得して上位合格を目指すあなたへ
最後に、面接でA評価を取得し、本気で上位合格を目指している方に向けて一歩踏み込んだ面接対策についてお伝えしておきます。
まずは上記の画像の左側にある「頻出質問&深掘り質問&関連質問」をご覧ください。
ここに記載している質問は、裁判所書記官に関して想定される質問です。
加えて、右側には「回答時に意識しておくべき注意点とポイント」を解説しています。
それぞれ面接対策をするうえで重要な情報になるので、確実に押さえておいてください。
さらに、万全の面接対策をしておきたい裁判所が本命で志望度の高い方は、面接本番までに下記の「裁判所面接対策テキスト」を読んでおくことを強くおすすめします。
テキストには、これまで解説してきた書記官に関する質問以外にも合否を分ける重要質問に対して回答時に意識するべき注意点やポイントだけではなく具体的な回答の方向性や墓穴を掘らない回答例を解説しています。
あとで後悔しないように、逆算的かつ効率的な正しい面接対策を学び、上位合格を掴み取ってください。


